読んだ本「葉桜の季節に君を想うということ」
「葉桜の季節に君を想うということ」 【B-】 !ネタバレ! トリックには完全に騙された。 見事だと思うし、そこに作品としてのテーマを絡めてくるのは流石だと思う。 とはいえ、終始没入できないままに、初めの2,3ページで感じた苛立ちが結局最後までつきまとった。 もともと「社会派ハードボイルド」というジャンルがそもそも自分にあわないものだったのだろう。 ハードボイルドは究極のナルシズムだ。 極論してしまえば、自分さえ良ければいいという思想である。 しかし社会派であるために、まるで社会多数の正義を代弁してるかのような物言いをする。それが苛立たせる。 あとまあ年をとったなら、取ったなりの人生の楽しみ方(別に隠居ではなく)があると思うし、まるで若いときのようにはしゃぎ回るというのは、無様だと思う。それは老いから逃避しているだけだ。 一応付け加えると、海外に行ったり携帯をもったりSEXしたりするべきといっているわけではない。むしろした方がいい。ただそれに対する姿勢がどうにもイラつく。